4月20日の記事
みなさんはいろいろな感情をからだのどこで感じていますか?
下記に参照した「感情ヒートマップ・Bodily maps of emotions」は、最近フィンランド・アールト大学 (Aalto University) の生物医学チームにより、人間の各感情がからだのどこで感じられるかを視覚化し、全米科学アカデミーに発表されました。
それぞれの人種から集められた701人のボランティアが、感情変化のきっかけとなる「映画」「物語」「言葉」「顔の表情」を体験し、マッピングツールを使って "からだのどの場所で感じたか" を報告、それを同チームが統計としてまとめたものだそうです。
みなさんは、とくに怒りなど強い感情を感じたとき、何よりもからだがまず反応して、瞬間湯沸かし器のようにかっかと熱くなる体験をしていませんか?逆に何かしでかしたとき、何がおきたかを判断する前にさっと血の気が引いて青ざめてしまう体験をしていませんか?
コロンビア大学で精神疫学を研究する科学者マーナ・ワイズマン(Myrna Weissman) も「私たちの脳は、実は臨時的な器官で、体をコントロールするだけでなく、コントロールされているのです」とロイターに語っています。
「かっと」なったからと言って、感情にとらわれて過剰に反応していては、生活に支障がでるように、湧き上がってくるさまざまな否定的な思い込みを、意識して感情と切り離して冷静に行動するのが成長した大人の対応ですね。
パニックのマップは、幸福と対照的ですね。まさに体がパニック状態に陥っていることを表していて、ちょっと見ているだけで怖い感情が想起されますね。
過去に否定的な体験を積み重ねてしまった場合は、その感情が体のどこかにブロックされていて、そのことが何かあるたびにあなたを否定的な感情に閉じ込め、生きにくくさせているのかもしれません。
扁桃体からの恐怖や不安の信号は過剰に高まると、人は、その結果動物的本能としてのいわゆる「戦うか逃げるか固まるか反応」(「敵が来た」→「呼吸が早まる・脈が高鳴る・手に汗を握る」)といったいわゆる自律神経系の発作的な過剰反応(パニック発作)をおこします。
そんなときは、ただ、その状態をやり過ごしましょう。頭を使って分析するのをやめましょう。あなたの情動や体の反応は、自然で動物的なものですから、ただ、からだのブロックを手放しましょう。そう意識するだけで十分効果があります。
つぎに 愛と幸福の違いを注目してみましょう。
愛は、ハートとおなかがつよく温まっていて、幸福は体全体がぽかぽかしていますね。
この感情ヒートマップをみて、私が一番大切だと思うことは、私たち一人ひとりが自分の存在を認め、自分をたっぷりと愛すること、あるがまま満たされることが何より優先して必要だという点です。
幸福なあなたが発する愛こそ最強だと思いませんか?
幸せに満ちて、体がポカポカほっこり温まったひとりから発する愛に根ざした無条件の願い・祈り・言動・行動が、周囲に温かい影響を与えることができるのです。
自分をたっぷりと愛し、いつも調和と平和を心掛けていましょう。
参照「感情ヒートマップ」
http://japan.digitaldj-network.com/articles/23784...